4.リレーシーケンス制御の基本回路と実例②

 

簡易的な実例を用いて、基本制御の応用を解説します。

シングルソレノイド、ダブルソレノイドによるエアシリンダーの制御を学習します。

 

​エアシリンダの動作原理

エアシリンダには、その形状によりいくつかのタイプがあります。

本講座では、もっとも一般的な「複動シリンダ」を用いて動作の解説をします。

 

図4-1.複動型エアシリンダ

方向制御弁で切換えたエアーにより、ピストンロッドが前後に動作します。(図4-1)

方向制御弁で、複動シリンダに最も使用されているのが、5ポートの電磁弁(ソレノイドバルブ)です。

電磁弁とは、ソレノイド(電磁石)の力を利用して切換え弁を動作させます。

制御機器(リレー、PLC等)からの動作信号により、ソレノイドを動作させてシリンダの動作制御を行います。

(例:PLCからの出力信号(Y20)でソレノイドを前進させる)

図4-2.複動型エアシリンダ(断面図)

一方、シーケンス制御で工程歩進制御について解説しました。(基礎講座参照)

エアシリンダの前後動作端を検出して、制御機器(PLC等)へ信号を送る必要があります。

このため、オートスイッチを用います。

シリンダの動作位置を検出して電気信号を発信します。

(例:オートスイッチからのPLCへの入力信号(X10)でシリンダの前進端を検出する)

オートスイッチで位置検出をするシリンダには、ピストンにマグネットが組み付けられています。

シリンダチューブ外周に取り付けられたオートスイッチが、マグネットの磁力により動作して信号を発生します。(図4-1、図4-2)

電磁弁の種類

1.切換え方式

(直動式)

ソレノイドでプランジャを吸引し、これにより弁体の切り替え動作をする。

(パイロット式)

小さいパイロット弁をソレノイドで切換え、圧縮空気を主弁に作用させて切換え動作をする。

消費電力が少ない。(経験的に)現在では直動式よりパイロット式が多く使用されていると思われる。

 ※)切換え方式の具体的な動作解説とJIS記号の説明を近日中に公開します。 

 

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