2.工程歩進制御
設備を順序通りに動かすためにシーケンス制御の基本となる考え方です。
これは、前の動作の完了条件を次の動作条件に加えるものです。(動画2-1)
例えば、コンベアで供給されたワークをチャックが取りに行くときを例にすると次のようになります。
チャック下降 → (チャック下降)完了確認 → チャックON(閉じ) → (チャックON(閉じ))完了確認
動画2-1
もし、”チャック下降” の完了確認をせずに、”チャックON(閉じ)” 動作をすると下降途中でチャックが閉じて、ワークと衝突してしまいます。

工程歩進制御は各動作を順番に行うための仕組みであり、シーケンスプログラムを作成する際に基本となる考え方です。