2.図記号の見方
シーケンス図は、利用する人が共通に理解するため、共通の記号が定められてています。
そこで、日本工業規格で、JIS C 0617「電気用図記号」が定められ、シーケンス図に用いられています。
ハード図面を理解するためには、シーケンス図に用いる、この図記号を理解する必要があります。
※1)
解説は、JIS C 0617(新JIS)で行いますが、実務においてはJIS C 0301(旧JIS)で書かれた図面も多くあります。
そのため、JIS C 0617とJIS C 0301記号を併記しています。
※2)
開閉接点について、JIS C 0617では、メーク接点、ブレイク接点、切換接点と呼称していますが、本講座では、一般的に認知度が高いa接点、b接点、c接点と呼称します。
また、シーケンス図は、縦書きと横書きがありますが、後述するPLCのシーケンスプログラムのイメージをしやすくするため、横書きで解説します。


図2-1 ボールねじの前後動作とそのシーケンス図

横書き
縦書き